社畜、転職するってよ。

 

面接へ行った。

3年振りに履歴書と職務経歴書を書いた。

今まで書いた図面も提出した。

秒で内定が出た。

 

と、言うわけで2年半と少し勤めた会社を辞める。

余り未練がなくて、こんなもんか〜と思いながら引き継ぎ用の資料を作ったり、やべえ案件を掴まされたりしている。

最後の最後にやべえ案件を華麗に納めて辞めればカッコイイのかもしれないけど、そんな気力はもはやない。

まあ私がやめたあとも工期あるみたいだしね。

 

とにかく私が自主的に「これだけはきちんと終わらせて辞めたい」と思った物件はほとんど終わった。

久しぶりに重たい鉄を吊り上げたり、レッカーを呼んだりしたから少し心が元気になった。

完工の日がクリスマスだったりしたから、現場の駐車場でシュークリームとエクレアを食べたりした。

一緒にそういうことしてくれる、優しい職人さんで良かったなって。

ちゃんとありがとうも言えたし。

そのあとゴタゴタして別件の夜間工事になったりもしたけど、そこでもすごくお世話になった職人さんにありがとうが言えたからそれでいいと思う。

あとひと月くらいは出社の予定だけど、もう現場に出ていくことはほとんどない。

穏やかに収束を迎えられたらいいなって思ってる。

 

まあそう簡単には行かないのだけども。

ただ、みんな別れ際に言ってくれる

 

「またいつか、どこかの現場で。」

 

建設業にいる限り、またどこかで繋がるのだと信じて。